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作成日:2021.08.20 更新日:2021.08.20

試合中にイライラしてしまうときの対処法【高校野球メンタルコーチQ&A】

こんにちは!

高校野球メンタルコーチのあつきです。

今日は公式LINEに届いた質問に対して回答していきたいと思います。

いただいた質問はこちらです。

「守備でうまくいかないとバッティングの調子が悪くなってイライラしてどんどんプレーが雑になっていきます。どうしたらいいですか?」

質問ありがとうございます😌回答させていただきます。

 

▼YouTube(音声だけ)動画はこちらから

 

パフォーマンス発揮を左右する2つの要素

守備でうまくいかないことがバッティングにも影響してしまう。僕も現役のときによくありました。

守備でエラーをするとうまくいかないイメージがまず頭に残ってしまいますし、守備でのマイナス面をバッティングで取り返そうとするんですが力が入りすぎてしまって良い結果につながらないというね。そんな経験、スポーツをされていたら野球以外でもあるのではないでしょうか。

今日はこのいただいた質問から

試合中にうまくいかないことがあると、切り替えがうまくできないという方や、試合や練習中にイライラしてしまう方にヒントになるような話をしてみたいと思います。

パフォーマンスを発揮できる状態

スポーツ選手が最もパフォーマンスを発揮できる状態は2つの要素が適切に保たれているときだと言われています。

1つは緊張状態です。

もう1つは集中状態です。

うまくいかないときのメンタルはあがりすぎなのか、さがりすぎなのかの2つの原因があります。

質問してくださった方の場合は「イライラ」すると書いていただいているのであがっている方の状態ではないのかなと想像します。

他にもはじめて公式戦にでる、とか負けたら終わりの試合、相手が強い時など緊張が高まりすぎてしまったときにあがりすぎという心の状態になります。

反対に下がりすぎの状態は気の緩みです。

ダラダラしたような状態。思うように気持ちが入らない。やる気がでない。こんな心の状態のときは力を発揮できません。

イライラしたときもですし、この緊張状態があがりすぎ、さがりすぎのときは適度な緊張感に気持ちを持っていくことが大切です。

 

緊張状態がアガりすぎのときはどうしたらいい?

 

イライラしてしまうときや緊張が高まりすぎまっているときの対処法をお伝えします。

いくつか方法はあるのですが代表例は呼吸をすること、です。

特にイライラしてしまうときは感情と思考が頭の中を入り乱れていて緊張状態が上手く保てていないので、呼吸をしてクリアな状態にします。

やり方は目を閉じて腹式呼吸をする。

何も考えず呼吸だけに意識を集中させる。

これだけで気持ちが落ち着くはずです。

うまくいかないとき、イライラするときは腹式呼吸、非常に効果的です。感情と思考を手放して感覚に意識を向けて研ぎ澄ましていくイメージです。

 

呼吸のあとにやって欲しいことがある

腹式呼吸で心を落ち着かせたらやってほしいことがあります。それは軽く笑顔をつくること。

笑顔はリラックスホルモンを脳内で分泌する効果があります。リラックスできているから笑顔がでるのではなく、笑顔になることでリラックスができるのです。軽く口角を意識して息を吐き出しながらスマイル、やってみてください。

 

笑顔のあとにやって欲しいことがある

呼吸をする。笑顔をつくる。このあとにやって欲しいのがセルフトークです。

セルフトークとは自分自身を勇気づけする言葉です。

「大丈夫!」「おれならできる」「よっしゃぁ!」「フルスイング!」「やってやる!」

「自分を信じろ!」

前向きな言葉を自分で決めておいて、つぶやく。つぶやくときにうまくできているイメージや過去にうまくできたときのイメージをしながら話すと効果があがります。

試合中であればネクストバッターズサークルるでやるのがおすすめです。また守備は回の初めに守備位置までいったときにやる選手もいます。

イライラするとき、心が乱れているときは呼吸→スマイル→セルフトーク。ぜひ試してみてください。

 

ルーティーンを決める、守る

上記以外で力を発揮できる心をつくる方法がルーティーンを守ることです。

ルーティーンとは一定のパターン動作をとること。代表例はイチロー選手の打席中のバットを立てて、その先端を見つめる動作です。

どんな動作でも構いません。

左足から打席に入るとか。構えるまでの一連の動きや、投手ならマウンド上で自分が落ち着ける動作を決めてそれを守ることを実践してみてください。

この動きをすれば気持ちを平常心に保てるという状態になるまで繰り返すことができれば、それまでに気持ちが乱れることがあってもルーティーンを行うことで気持ちを平常心に戻ることができます。

多くのアスリートがルーティーンを実践していますので参考にしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

メンタルに関する質問引き続き募集しておりますので質問が有る方は僕の公式LINEより質問お待ちしてます!

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著者情報

株式会社輝っかけ 代表取締役 増田 篤紀

高校野球に特化したメンタルトレーニング専門会社。高校野球が好きという理由で甲子園に住んでいる。独立後、1年目から全国6チームのメンタル面・心の強化を支援。理念は「輝く人が溢れる世界をつくる」。