こんにちは。
あつきです。
先日三重県の伊勢に研修合宿へ
行ってきました。
伊勢修養団という100年以上の歴史を持つ社会教育団体です。
心の教育を一貫して続けられておられる研修は貴重な経験でした。
修養団の研修では、
作法の遵守(お辞儀,挨拶,姿勢)
水行(伊勢神宮近くの五十鈴川)
正座行を学び、講和を聴かせていただけました。
水行は夜にふんどし一丁(女性は白装束)で
五十鈴川に「流汗鍛錬(りゅうかんたんれん)!!!」と叫びながらひえひえの水に
肩までつかり身を清めました。
冷たさに耐えながら汚れを流しました。
なによりも印象的だったのは
修養団講師による講和です。
誰もが生きていてぶつかる悩みや困難を
どう捉えて、どう乗り越えるか?の
ヒントが詰まった話です。
きっとこれを読んでくださっている方にも
価値のある話だと信じております。
学びが新鮮なうちに今日は
伊勢で学んだ運を味方につける生き方【幸運思考法】
というテーマで書いてみます。
今回の記事はこんな方に届いたら良いなと思い、
書きました。
「運気を高めたいけど今日から実践できる方法はあるのかな」
「いつも運がいい人が周りにいるけどどんなことを実践していたり、
習慣にしているのかな」
「運がいい人と運が悪い人の違いは何だろう」
目次
運を味方につける生き方は今日1日を喜んで生きること
伊勢で学んだことを一言に集約するならば、
「今日1日を喜んで生きよう」という一言に尽きます。
タイトルに書いた、
運を味方につける生き方は
「今日1日を喜んで生きること」の実践です。
運を味方につける生き方とは
神様に愛される生き方です。
神様に愛される生き方とは、
今日1日に感謝して明るく笑顔で喜んで生きる生き方だと教えていただきました。
天から私達を見守る神様にとって
私達は子のような存在です。
親が子どものどんな姿をみたら
喜ぶのか?と考えた時、
喜んで生きている姿をみたとき
親はうれしく応援したくなるもの。
神様にとって喜ばしいのは
私たちが毎日喜んで生きること。
だから喜んで生きるの実践は神様に愛されて
運を呼び込む生き方なんだよと教えてもらいました。
『喜べば、喜び事が喜んで、
喜び連れて、喜んで来る』
という言葉があります。
『喜べば、喜び事が喜んで、喜び連れて、喜んで来る』
いまを喜んで生きることで
未来の喜びが生まれるという言葉です。
特に喜びにつながる出来事がなくても
喜びの感情で心を満たすことが大切です。
喜びは楽しさに変わります。
人は正しいことではなく、楽しいことをしたい。
楽しいこと、楽しい人に人は集まると
言われておりますが、
僕はこの話を聴いて、『運』も同じなんだろうなと思いました。
運もきっと楽しんでいる人,喜んでいる人に集まる。
この話に関連した神話の1つに
天照大御神(アマテラスオオミカミ)の
岩戸開きという有名な話があります。
天照大御神は伊勢神宮に祀られている
皇室の祖神でもあり太陽神です。
神話ではスサノオという神に
嫌がらせを受けて、天照大御神が
大きな洞窟に身を隠し岩で洞窟を
閉めてしまいます。
太陽の神様である天照大御神が
隠れてしまうと世界は光を失い
真っ暗闇になってしまいます。
困った他の神様達はどうやって
天照大御神を外に連れ戻すか、
作戦会議を開きます。
神様たちが総力をあげて考え抜いた末、
「洞窟の前でお祭り騒ぎをする」
という作戦を決行します。
天宇受賣命(あめのうずめのみこと)という
踊りの得意な神様が踊り狂っていると、
他の神様は大笑いして、盛り上がりました。
この騒ぎを聞いた天照大御神は
おかしいぞと天岩戸の扉を少し開け
「自分が岩戸に篭って闇になっているのに
なぜ、天宇受賣命(あめのうずめのみこと)は楽しそうに舞い、神様達はは笑っているのか」と聞いたところを、
隠れていた天手力雄神(あめのたぢからをのかみ)=力持ちの神様がその手を取って
岩戸の外へ引きずり出し太陽が、
この世に戻ってきました。という神話です。
太陽を失ってしまった大ピンチに
神様達が考えた作戦が、
「みんなで祭りをして笑って喜びを爆発させて騒ぐ」
という作戦というのは心温まるお話ですよね。
天照大神は日本人の総氏神さまです。
つまり、日本人はみんな。天照大神の
光をいただいて、生まれてきているともいえます。
赤ちゃんが産まれるときは
暗い暗い胎内から笑顔で待ち受ける
家族や親戚が大喜びする中で
産声をあげます。
岩戸開きの状況と似ていますね。
喜びに誘われて生まれた私たちです。
毎日喜んで生きるという原点を
忘れずに生きていこうと思わせて
いただける話でした。
喜んで生きるだけで運気が上がるの?信じられないよ
そうは言うけど喜んで生きるだけで
運気あがるの?信じられないよと言う意見もあるかもしれません。
組織づくりの第一人者である大久保寛治さんは
インフルエンザよりも伝染する3つのこと、という話をなさっています。
その3つは「あくび、不機嫌、笑顔」だそうです。
インフルエンザよりも伝染する3つのことは、『あくび』『不機嫌』『笑顔』
不機嫌が伝染するのはよくわかります。
不機嫌な人は気を遣ってしまいます。
なるべく避けたいと思ってます。
そして、笑顔も伝染する、これもとても共感できました。
笑う人のそばにはまた、笑う人ができます。
喜んで生きる人が1人いると
喜び,笑顔,しあわせな感情が 伝播していきます。
大久保寛治さんは組織づくりで大切なたった1つのことは
「明るい空気」とも言われていました。
ご機嫌は伝染します。
ご機嫌がご機嫌を呼び、
幸運を運んでくれます。
出来事が起こったら、その意味を考える
起こった出来事をマイナスに捉えて嘆くことは簡単です。
運を味方につけるたまには、
その出来事をいかにプラスにするか?
という思考習慣が大切です。
この出来事はどんな意味があるのか?
と問いかけるだけで前向きな捉え方に変換できます。
この出来事から学べることは何か?
この出来事は何を僕たちに教えてくれているのか?
この出来事を通して神様は僕にどう成長して欲しいのだろうか?
例えばいまならコロナウイルスという
事象が多くの人を苦しめて、悲しませています。
この出来事をどう捉えるか?で人生が変わります。
新型コロナウイルスのおかげで
●家族と過ごす時間が増えて大切なものを確認できた。
●オンラインを活用した新しいビジネスの形が普及した。
●リアルで会うことの価値を再確認できた。
●免疫力を高めるために自分を見直すきっかけになった。
などが僕は思いつきました。
起こった出来事にいいもわるいもありません。
出来事をどう捉えるかにいい捉え方と悪い捉え方があります。
事実は1つだけ。解釈は無数です。
” この出来事は何を教えてくれているのだろう?” という思考習慣。大切です。
苦をよろこぼう。苦をいただこう。
苦しいことは感謝力を磨くためにある。
という言葉をいただきました。
苦しさの後にしあわせがある。
だから苦しいことやピンチ、逆境は
感謝の対象です。
現代の日本語は大和言葉の集合体と
言われています。
大和言葉は日本古来からある言葉。
大和言葉の特徴は「一音」でも意味を持つこと。
苦しいという「苦(く)」という文字。
数字の「九(く)」と関連づけられていて
充実の「充(じゅう)」という文字は
数字の「十(じゅう)」と関連づけられている。
九→十 と数の順序があるように、
苦→充 と順序がある。
つまり、苦しい先に充実がある。
という意味を古来から日本人は知っていて、
苦しみのあとに満たされることがある、
だから苦しみをよろこぼう。苦しみをいただこう。と考えていたそうです。
修養団の研修では朝にトイレ掃除の実践が
ありました。
便器を素手に雑巾でゴシゴシ磨きました。
トイレ掃除のような一般的に
嫌なことや面倒なことを
明るく喜んでやることが大切だと
教えていただけました。
これも苦(嫌なこと,面倒なこと)を
よろこぼう。いただこう。を実践から
学ぶ体験でした。
心を磨くつもりで磨きましょう。
と教えてもらい、終わった後は
清々しい気持ちになれました。
苦しい時期は当たり前のことに感謝できる
僕たちに必要な時間。
苦しいときは感謝力を磨くためにある。
まとめ
お蔭参りという社会現象が江戸時代に起こりました。
江戸からだと伊勢まで片道15日、かかるそうです。
厳しい移動の規制があるなかで、
伊勢参りだけは規制が緩かったそうです。
当時はきっと伊勢神宮に行きたくても
行けなかった人が多数いたと思います。
天照大神の神社として
日本人の心の故郷のような場所が伊勢なのだろうとおもえました。
そんな特別な場所で歴史ある研修を受けさせていただき、
気づきや学びがたくさんありました。
伊勢修養団の皆様は
「いってらっしゃい!」と最後に見送ってくださいました。
そういえば初日も「おかえりなさい」と迎えていただきました。
節目節目に戻ってきて、
自分自身を見つめ直す場所、伊勢。
そんなふうに思ったので
また帰ってここで学びたいと思いました。
今日は
伊勢で学んだ運を味方につける生き方【幸運思考法】
というテーマでした。
最後まで読んでいただき、
本当にありがとうございます。