こんにちは!
高校野球メンタルコーチのあつきです。
今日はいつも上機嫌でいるコツについて書いてみたいと思います。
みなさんは普段上機嫌ですか?
上機嫌で毎日過ごせているぞ!と胸を張って言える人、なかなか少ないのではないでしょうか。
上機嫌がうまくいくということはみんなわかっていることです。
でもあたり前ですが不機嫌になってしまいます。人間ですから。
人間らしさを受けとめることも大切ですが、毎日上機嫌で過ごせたらうまくいくと思いませんか?
この記事をきっかけに少しでも上機嫌に生きてみようというヒントがお届けできたら嬉しく思います。
目次
いつも上機嫌でいるコツ7選
早速いつも上機嫌でいるコツ7選を発表!下記です。
①不機嫌の分析をしてみる(不機嫌から離れる)
②上機嫌のメリットを知る
③不機嫌から離れる
④不完全さを受容する
④自分ができていることを見る
⑤前向きな言葉をつかう
⑥笑顔で過ごす
⑦生活習慣に気をつける
この対処法7つが効果的な理由
①不機嫌の分析をしてみる
自分がいつ不機嫌になっているのかを分析をしてみましょう。
これを行うことで上機嫌で過ごすヒントを見つけることができます。
人は客観視が非常に苦手な特徴を持っています。
自分を客観視する際に有効な手段が紙に書き出す、という手段です。
自分が不機嫌になる原因とタイトルをつけて紙に書き出して見てください。
お腹が空いているとき。睡眠時間が少ないとき。気が合わないAさんと一緒に時間を過ごしているとき。
ゴミを出し忘れたとき。部屋が散らかっているとき。思うように仕事が進まないとき。怒られたとき。
こんな風に書き出してみるだけでOKです。書き出したことに対して解決策や改善案を考えなくても大丈夫。
まずは自覚することで前進だと思ってどんどん不機嫌要因を書き出してみてすべて出しきったら、
紙を眺めてみてください。「ふ〜ん、自分はこういう時に不機嫌になるんだな〜」と他人事のように眺めてみましょう。
紙に書き出すことで自分が認知していることを、認知することができます。
専門用語でメタ認知と言ったりします。自分を客観的に認知する能力をメタ認知能力と言います。
自分の感情のコントロールが上手が人はこのメタ認知能力が高いと言われています。
自分の認知を知ること、気がつくこと。まずはこれだけでOKです。
②上機嫌のメリットを知る
上機嫌のメリットなんて普段考えないことが多いのではないでしょうか?
上機嫌、という状態は「判断」「選択」「行動」「健康」などのありとあらゆる人間としての機能を高めてくれる心の状態です。
例を考えてみると納得だと思います。
上機嫌のときに困っている人を見かけたら手を差し伸べるという判断をする確率があがりそうです。
逆に不機嫌のときに困っている人を見かけても、いまはそれどころじゃないと素通りしてしまいそうではありませんか?
どんなに楽しいことをしていても、上機嫌という心の状態が前提にないとその充実感は半減してしまうでしょう。
トイレの掃除や苦しいトレーニングなども上機嫌るんるんな状態でやると楽しくなります。
上機嫌でいることをまず決めてみてください。
前回の不機嫌の原因を書き出すワークのように上機嫌でいるときの自分についても書き出すことをおすすめします。
上機嫌でいることの優先順位をこれでもかというくらいあげてみましょう♪
③不機嫌から離れる
不機嫌に導くものからは勇気を持って離れましょう。
人との比較なども機嫌を左右する原因になるので必要以上に比較してしまいがちな人はSNSと距離を置くことがおすすめです。
気持ちが乗らない飲み会なども勇気を出してNOをいいましょう。
飲み会以外の付き合いで時間をつかっている集まりは勇気を出していかない選択をしたほうが気持ちよく生きていけます。
なんとなく生きていると流されてしまい、結果的に自分の機嫌を乱すことにつながります。
大切なのは自分の心が前向きな状態で毎日を過ごすこと、です。
①で実践した不機嫌の原因をもう一度眺めてみて、距離がとれるものに関しては積極的に距離をとってみてください。
これは自分の不機嫌の原因だ!と気がついてしまったことに時間を使う必要はありません。
どうしても時間を使わなければいけない場合は最小限にする工夫をしてみましょう。
あまりにも避けられない不機嫌の原因が多い場合は、環境ごと大胆に変えてみることを検討してみてはどうでしょうか?
環境で機嫌は劇的に変わります。残酷かもしれませんが環境を変えない限りこのさきもずっと不機嫌が継続するケースはあります。
上機嫌で過ごす優先順位をあげていくと環境を変えるという意思決定にもつながっていきます。
④不完全さを受容する
不完全にバツをつける人は非常に多いです。
僕も完璧にやりたいと思うタイプなので不完全さが嫌で嫌で仕方ありませんでした。
習慣にしようと思ったことができないし、約束を守れないことも度々あります。
不完全な自分に嫌気が差すなんてことはとことん経験してきたわけですが、息苦しさがどうしてもあります。
そんなときに自分を楽にしてくれた発想があります。それは、できなかった自分をマイナスに受け取るのではなく「人間らしい」と受け取る、という考え方です。
どんな映画の主人公も漫画の主人公にも、不完全さがあります。
その不完全さ故に仲間がそれを補うように集まります。
つまり、不完全さこそ人の魅力である。愛されるためには必要不可欠な要素が不完全さなんだということを理解できました。
だからうまくいかなかったとき、不完全さを感じたときは「こんな自分もかわいい」「人間らしいな」と受けとめて、
堂々と人の力を借りてみましょう。
自分が不完全を自覚できるようにあなたからは完璧に見えている人にも必ず人間らしい一面があります。
そんなときは手を差し伸べてあげる。
不完全最高!自分をそのまま受けとめることができたら機嫌は間違いなく上に向きます。
④自分ができていることを見る
1日が終わるときによく陥る思考は「今日もこれができなかった」「やろうと思ってたのに..自分何していたんだろう?」
とできていないことに目がいってしまい気持ちを落としてしまう考え方です。
人の脳の構造上、足りないことに目がいくことは至極健全なんです。
危険から身を守ろうとプログラムされている脳はないものに敏感だからです。
その仕組を理解した上で実践して欲しいことが「あるもの」や「できたこと」に目を向けるということです。
「今日はこれができた!」「今日はこれが良かった!」と自分の1日にまるをつける習慣をつけると自分への肯定感を高めることができます。
うまくいかない1日もあると思いますが、そんな1日こそできたことを探してみてください。
意外と自分はイケてる!と自覚するきっかけにもなります。
毎日一生懸命生きている自分を受容することがご機嫌に生きる秘訣です。
⑤前向きな言葉をつかう
僕の好きな言葉の1つに、
「身体は口から食べるものでできている。心は耳から聴く言葉でできている。未来は口から発する言葉でできている」
という言葉あがあります。心は耳から聴く言葉でできているのです。
前向きな言葉をたくさん使う仲間と時間を共有することは前向きな心で過ごすことができるという意味で大切なことですが
それよりも重要なのが、あなた自身が言葉に気をつけて毎日を過ごしているかどうかです。
言葉を発するには事実に対する「反応」を見直してみる必要があります。
マイナスの言葉を発してしまう人はマイナスなものの見方をしています。
例えば野球部の冬の厳しいトレーニングがある日で、「今日もキツいトレーニングかぁ。最悪だなぁ。」という言葉を
発してしまう背景には、厳しいトレーニング=最悪。という事実の受けとめ方が潜んでいます。
厳しいトレーニングという事実を前向きに捉えるとどのように捉えることができるかというと、
成長できるチャンスだとか、チームとして困難を乗り越える力が身につくとか、苦しい想いをした先にある自分たちの利益をイメージすることで前向きに変換できます。
苦しい練習の最中にも、「無理だ」「ダメだ」「もう限界」「しんどい」と口にしながら練習するときの心の状態と
苦しいときこそ、「よっしゃああぁぁ!!!もう1本!!」「まだまだいけるぞ!!」「甲子園行くぞ!!」と口にしながら練習するときとでは心の状態がまるで違うのです。
どんなに1流のアスリートでも疲れますし、しんどい思いはしています。違いは何か?というと言葉にしているかどうかです。
疲れたと多くの人が言葉を発する中でアスリートの人は、「充実してた!」「やりきった!」と別の表現をします。
めんどくさいという言葉に対しても、「やりがいがある!」「試されている!」「成長のチャンス!」など前向きな捉え方をしてアウトプットしています。
前向きな言葉が前向きな心をつくります。ぜひ実践してみてください。
⑥笑顔で過ごす
良い出来事があるから笑顔になる。と考えている人は一般的だと思います。僕も長くそう思い込んでいました。
しかし、脳科学を学ぶと順番が逆であることに気が付きます。
笑顔でいるからこそ、良いことが起きる。
これが正しい順番です。
笑顔のメリットは調べたら無数にでてきます。
ここで覚えて置いて欲しいことは笑顔と脳はつながっているという点です。
笑顔になると脳内に幸せホルモンが分泌されます。
これはなぜかというと笑顔=しあわせと脳が記憶しているからです。
どんなに幸運な出来事がないときだって笑顔を意識して過ごしていると幸せを感じやすくなります。
幸せを感じている状態で目の前に起こる出来事を見ると幸せな出来事としてキャッチすることができて、自分の機嫌は上向きます。
笑顔が苦手な方もいるかもしれませんが、まずは挨拶を笑顔ですることから初めてみてください。
笑顔は周囲の人を明るくしてくれる。
笑顔は最高の社会貢献です。
⑦生活習慣に気をつける
心の乱れは習慣の乱れです。
主に乱れがちな生活習慣を下記に書き出してみました。ご自身の最近を振り返ってチェックしてみてください。
□ 自分にあった適切な量の睡眠をとれているか?
□ 健康的な食事を心がけているか?
□ 適度な運動をする機会はあるか?
□ 一緒にいて心地よさを感じる人と時間を共有できているか?
□ 自分の趣味や心を落ち着かせることに時間を費やせているか?
□ かばんの中はきれいか?自分の部屋は整理できているか?
□ 財布の中は綺麗になっているか?不要レシートなどないか
□ あいさつは笑顔でできているか?
□ 返信すべきことに返信漏れはないか?
心の乱れを直すときに、目で見えない心を整えようとするとうまくいきません。
まずは「見える」部分からです。
最近上機嫌で過ごせていないなぁ。どちらかというと不機嫌だなぁと感じられたら心が乱れていることに思い当たるはずです。
心の乱れは見える部分から。
部屋の掃除やかばんや財布の整理整頓。
睡眠、食事、運動を最適化してみてください。
見える部分が整っていくと、見えない心が整っていきます。
不機嫌の罪を知ろう
ある調査で最も一緒に時間を共有したくない人を調査したところ、第一位はどんな人だったかというと
『不機嫌な人』だったそうです。
ドイツを代表する文豪のゲーテもこんな言葉を残しています。
『人間の最大の罪は不機嫌である』
かなり尖った名言ですが本質をついているように思います。
不機嫌は伝染します。
その場の空気が悪くなってしまいます。現代では不機嫌で捕まるなんてことはありませんがそれほどに自分にも周囲の人にもマイナスの影響を与えてしまうということを理解しておきましょう。
そうはいっても不機嫌になってしまうことってどうしてもあるという方がほとんどだと思います。
人間である以上、時期やタイミング的なものでどうしても定期的に何をやってもうまくいかなかったり、不機嫌に陥りがちなときは、まずは「最近不機嫌多いな」と自覚して、自分と対話してみましょう。
スランプは健全なことです。
自分を見直す知らせが来たと肯定的に受けとめましょう。
上機嫌は努力
みなさんの周りにもいつも上機嫌な人が1人や2人思い浮かぶ人がいるのではないでしょうか。
その人のことを「あの人はいいよな、いつも上機嫌で」と印象をお持ちかもしれませんが僕が出会った上機嫌な人は上機嫌でいるための努力をしています。
自分で自分の機嫌を全力でとりにいってます。
気持ちがあがる環境づくりにお金をかけてみたり、気持ちのあがる人と積極的に話をしたり、気持ちがあがる食べ物や気持ちのあがる場所に定期的に足を運んだり、
そんな風に自分で自分をありとあらゆる手段で幸せにしている人がいつも上機嫌な人です。
外部の出来事で機嫌は左右されるものなんだという考えから、自分の機嫌は自分でとるという考えにシフトしてみると自分の機嫌のとり方が浮かんでくるのではないかと思います。
自分の機嫌は自分でとるもの!気分があがる習慣をまずは1つ、身につけてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本日は いつも上機嫌でいるコツ について書きました。
今日から何か1つでも実践できることが
見つかったらそんなに嬉しいことはありません。
最後まで読んでくださりありがとうござました。